ファミコン自主録音サントラへの道 その4
メガネは顔の1部ですとはよく言ったもので、
ノイズは曲の1パートです。
とは言ってもファミコン音源でリズムとか効果音に使われるノイズパートではなく、ファミコンの音楽がなってない状態で常に発生しているノイズ。
ファミコンの構造上、画面の信号やら電源とか色々影響を受けて鳴ってしまっているんですが、ハッキリ言って完全にとりきるのは至難の技だと思われます。
ただ、あまりにもノイズがないのも不自然すぎると思うんです。
最近では音源エミュレーターなるものがあり、ファミコンROMから吸い出した音楽ファイルをPCで簡単に高音質で再生(録音)させることができます。そんなこともありまったくノイズがない状態ってのも逆に不自然なのです。
この辺に関しては最初から挙げている内容の通り、個人の価値観もありますよね。
市販のCDでもこの辺は「おや?」って思うものもあります。
- 細かいノイズがあっても「本物」志向!
なのか、
- ノイズがなくて聞きやすい「限りなくよくできた偽物」!
でいいのか、
といったところでしょうか・・・(ちょっと言い過ぎ・・・?
実はエミュレーターの利点は何と言ってもサウンドテストがない様なゲームでも
ほぼ確実に簡単に全部の音が収録できる事なんですけどね。
それを言っちゃうとこの「ファミコン自主録音サントラへの道」の意味がなくなるので割愛w
あくまでも実機&実ゲームからの収録を目指す訳です。
続く
ファミコン自主録音サントラへの道 その3「基本は46pin」
AV出力改造するぞ〜
といっても、そんなに電子工学とかの知識がありませんので・・・・
こちらに目を付けました。
今時はこんな便利な通販サイトがあるんですね。
縦縞ノイズ除去パーツとか非常に気になりますが、音を録るのが目的なので、
こちらのサイトで扱ってる商品「FC AV AMPLIFIER」を購入します。
サラウンド使用のパーツもあるようですが、そちらは問題外。
実は、わが家にはかれこれ20年前にAV出力化されたファミコンが一機あるんですが、昔の「バッ活w」とか見て改造したものなので、
今回このサイトのFC AV AMPLIFIERの基盤でノイズがどれだけ変わってくるのか試したかったところがあります。
そのため新たにファミコンも新たに一機購入しました。
そして、上記サイトの商品の補足説明でも書かれている様にFC AV AMPLIFIER基盤上のコンデンサをオーディオ用に交換。
コンデンサの種類によってはノイズどころか音域の出方も変わるみたいですが。
基盤の組み立て、取り付け完了して、あとはファミコンからAV出力した音を録るためPCに繋ぎます。
わが家の環境のオーディオインターフェースはとりあえずこちら
http://www.jp.onkyo.com/wavio/se_200pci_series/index.htm
これも外付けがいいとか様々ありますが、ヘッドフォンで確認する限りPC内部でのノイズは皆無です。
そしていよいよ録音です。
続く
ファミコン自主録音サントラへの道 その2「本体選び」
そして実践!
といきたい所ですが、実機録音するとなると結構大変。
最初に本体を用意します。
初代ファミコン本体にも前期と後期があり、その後ニューファミコンが出て、今だとファミレーターなどの互換機も多く存在します。
もちろん互換機は論外です。
PSGの鳴り具合が全然違います。音程も周波数的に違うので、ゲームによっては「音痴」な感じでなってたり。
別バージョンとしてボーナストラックで入れるのも粋かもしれませんね。
そうなると、やはりAV出力が可能なニューファミコンが手っ取り早いです。こだわりがなければこれで十分です。
でもあえてこだわります。
ニューファミコンだと拡張音源付きのソフトを鳴らした場合、内臓音源とのバランスが若干違うのです。
なによりも・・・
あの赤と白のファミリーコンピューターから出した音が録りたいんだ!
・・・というわけで、RF出力しかない初代ファミコンのAV出力化からすべては始まります。
続く
ファミコン自主録音サントラへの道 その1
あくまでも個人的に楽しむ為のファミコンゲームのサウンドトラック化計画です。
まず、なぜサントラ化するのか?
- いまだかつてサントラ化されていないから
- サントラ化されたが内容が酷い
理由はこんなところ。
1に関しては諸般の事情や需要が関わってくると思います。
諸般の事情はメーカーのライセンスが降りないとか、会社自体が消滅してしまったなど。
需要に関しては1990年代辺りのゲームミュージックのサントラがバシバシ発売されていた時期はともかく、ゲームミュージックは限られた層にしか売れないので仕方がない。
この辺についてはあまり素人が言えることではないですね。
2はサントラ化されたが、完成度が酷い…
ある意味これが一番タチが悪い。
たとえば・・・
- 音響エフェクトがかかっている、ステレオ化されている
- 効果音とか入ってる
- メドレーになっている
- 1ループしか入っていない
- オリジナル音源だと思ったらアレンジされてた
などなど…
先に挙げた1990年代のゲームミュージックサントラが乱発されてた頃は特に酷いものがありました。
続く